調律師紹介
北川 夕夏(きたがわ ゆか)
高校卒業後、ヤマハピアノテクニカルアカデミー(浜松)にて調律を学ぶ
開進堂楽器にて計9年勤務
大手エステティックサロンにて3年勤務
富山ピアノサービスにて2年勤務
2005年 ピアノメンテナンス・キタガワ開業
1972年富山生まれ。物心がつく前に新潟に引越し、高校生まで新潟で育つ。
小さい頃から機械的な物の仕組みに興味があり、手先も器用で、色々なものを分解する子どもだった。
小学校6年生の時に自宅に来た調律師の仕事と工具のカッコ良さに惹かれて調律師になりたいと思う。
高校卒業後、「調律学校の東大」といわれる浜松市のヤマハピアノテクニカルアカデミーにて1年間、調律の技術を身につける。
卒業後は(株)開進堂楽器に入社するが2年で退社、その後は大手エステティックサロンでエステティシャンとして働く。
しかし、寝食を忘れて没頭できるものはピアノの整備しかない。自分にとっての天職は調律師である!と思い、ピアノ工房専従調律師となり、北陸初の『ヤマハピアノ工房』で「親方」のニックネームで呼ばれながら、内部・外装の再生修理全般を任され、日々、本家ヤマハが嫌がるほど美しい中古ピアノを産み出す。
その後、富山ピアノサービスに移籍して約2年間ピアノの再生修理に携わる。
出産のため一度仕事から離れるが、息子が1歳半の時にフリーのピアノ調律師として独立開業。最初の半年は息子とベビーシッター役の妹を連れて、3人でお邪魔する調律スタイルでスタートする。
以来、ママさん調律師で相談しやすいことが人気となり、富山県内のみならず近県からもご依頼をいただいている。
『敏感な感覚は調律師が育てる』と考えているので、どんなに小さなお子様が弾くピアノでも手を抜かない徹底した仕事ぶりは、教育熱心な方々から「安心して任せられる」と高く評価されている。
また、ピアノ工房での経験から修理のスキルが高く、古いピアノの不調を次々に解決。思い出のピアノを大切に弾いていきたい方々に喜ばれている。
研究者気質でインドア派である反面、「勉強してきまーす!」と言って、福岡のコンサートチューナーの元を訪ねたり、フランスの友人を頼ってパリのピアノ工房を見学させてもらったり、現地の日本人調律師のお話を聞かせていただくといったフットワークの軽さも持ち合わせている。
調律師歴30年を過ぎた今も、大人から小さなお子様まで、ピアノの楽しさを知ってもらいたいという気持ちで調律をしている。
出演歴
2024年3月20日
北日本新聞 朝刊『ぶんぶんジュニアプラス』コーナーにおいて、ピアノ調律師という仕事との出会いについて語る。
2023年4月14日、21日
富山シティエフエム『豊田麻衣のきっかけラジオ。~はじまりのおと~』 に2回連続出演。 1回目は 「ピアノ調律って何をするのか?」を中心に、2回目は「ピアノ 調律師になった理由」について語る。
2022年3月3日
KNBラジオ『でるラジ』の『VISION the TOYAMA』に出演し、仕事へのこだわりや子ども達への想いなどを語る。
2017年12月
ケーブルテレビ富山『新・プライドー富山の仕事人ー』に出演し、自身のこだわりについて語る。
2014~2016年
富山県 富岩運河環水公園でパフォーマンスを行うアーティストを選ぶ『水辺のアーティストオーディション』に於いて、2014年から3年連続で審査員を務める。
2001年10月
フリーペーパー『富山情報』の『今週の人』の取材を受け、頭にタオルを巻いて作業服姿で表紙を飾る。