2025.01.26

ピアノを使わなくなったら

 

ピアノのレッスンをやめたり、お子様が成長して県外で暮らすようになり、全く弾かなくなってしまったら、調律はどうしますか?

大きく分けると3択だと思います。

①調律を続ける

②調律をお休みする

③ピアノを手放す

どれが一番良いかは、使い方や考え方によって異なります。

ご家族で相談なさってください。

 

では、項目ごとに詳しくお伝えします。

 

①調律を続ける

一年に一度、健康診断のように実施するのが安心です。

虫喰いや、湿度の変化による不具合があっても、軽症のうちに直すことができます。

音程の大きな狂いを防ぐことができるため、一年に数回だけでも弾かれる場合には、調律を続けることをおすすめします。

音程がしっかり安定しているピアノであれば、調律サイクルを広げていくのも良いでしょう。

2年に一度、3年に一度でも、音程がキープできるなら、様子を見ながら徐々にサイクルを広げていくことも可能です。

 

②調律をお休みする

この場合、防虫や湿度管理の方法など、お伝えしたい事がたくさんございます。

最後の調律の時に、その旨仰っていただければ、作戦を伝授いたします。

 

③ピアノを手放す

売却や譲渡も選択のひとつです。

調律を何年もお休みしてから譲渡するのは、おすすめできません。

お譲りした先で、たくさんの修理が必要になる場合があるからです。

当店はピアノ買取のための『古物商登録』を返納したため、直接の買取ができません。

売却ご希望の方は、ご相談には乗りますので、ご連絡ください。

 

一度ピアノを手放すと、同じグレードのピアノは、なかなか手に入りません。

将来、また使う可能性があれば、手放さずに置いておくことをおすすめします。