ピアノのレッスンをやめたり、お子様が成長して県外で暮らすようになり、全く弾かなくなってしまったら、調律はどうしますか?
大きく分けると3択だと思います。
①調律を続ける
②調律をお休みする
③ピアノを手放す
どれが一番良いかは、使い方や考え方によって異なります。
ご家族で相談なさってください。
では、項目ごとに詳しくお伝えします。
①調律を続ける
一年に一度、健康診断のように実施するのが安心です。
虫喰いや、湿度の変化による不具合があっても、軽症のうちに直すことができます。
音程の大きな狂いを防ぐことができるため、一年に数回だけでも弾かれる場合には、調律を続けることをおすすめします。
音程がしっかり安定しているピアノであれば、調律サイクルを広げていくのも良いでしょう。
2年に一度、3年に一度でも、音程がキープできるなら、様子を見ながら徐々にサイクルを広げていくことも可能です。
②調律をお休みする
この場合、防虫や湿度管理の方法など、お伝えしたい事がたくさんございます。
最後の調律の時に、その旨仰っていただければ、作戦を伝授いたします。
③ピアノを手放す
売却や譲渡も選択のひとつです。
調律を何年もお休みしてから譲渡するのは、おすすめできません。
お譲りした先で、たくさんの修理が必要になる場合があるからです。
当店はピアノ買取のための『古物商登録』を返納したため、直接の買取ができません。
売却ご希望の方は、ご相談には乗りますので、ご連絡ください。
一度ピアノを手放すと、同じグレードのピアノは、なかなか手に入りません。
将来、また使う可能性があれば、手放さずに置いておくことをおすすめします。