とても気付きにくいのですが、一度よく見て確認していただきたいことがあります。
『地震後に、ピアノが傾いていませんか?』
今、「大丈夫!」と思った方も、一度よく見てください。
なぜなら、びっくりするほど気付きにくいのです。
元日の地震から約5ヶ月が経ちました。
この間に訪問したお宅で、ピアノが傾いているのに気付かなかったケースが、3件ありました。
私自身も、一見「大丈夫かなぁ」と思ってしまうほど気付きにくいのですが、ピアノが傾いていると、躯体が歪むせいか、音程が妙な狂い方をしています。
そのまま放置して良いはずがありません!
お願いです。
すぐに確認してください。
特にアップライトピアノは、脚元が見づらいので、気付きにくいのです。
確認
【敷板・インシュレーター(受け皿)に、全てのキャスターや脚が乗っていますか?】
アップライトピアノの場合、奥側の状態も目視で確認してください!
一ヶ所でも外れていたら、調律の時期は関係なくお知らせください。
そのままではいけません。
ゴム製の深い『耐震用インシュレーター』をご使用のお宅では、ゴムが揺れを吸収してくれたようで、ピアノが動いたのも1〜2センチ程で、キャスターが飛び出すことはありませんでした。
樹脂製の浅いインシュレーターや、敷板をご使用のお宅では、ピアノが外れて傾いていることが、少数ですがありました。
ピアノが傾いていても、音が狂う以外には、すぐに壊れることは無いと思います。
でも、傾いたままで放置した場合、どうなるかは分かりません。
なるべく早くお知らせくださいね。