「静かだと思ったら雪が降ってる」
そう思ったことはありませんか?
気のせいじゃないんですよ。ちゃんと化学的な理由があるのです。
今日は『雪の日を静かに感じる理由』をお伝えします。
音というのは振動です。
ピアノを弾くとハンマーが弦を叩き、弦が震えます。
そして周りの空気が震えます。
空気の震えが人の耳に届き、鼓膜が震えることで「聞こえた」と感じます。
”音=空気の振動”
これを覚えておいてください。
理由1・雪は空気の振動を吸収します。
音が私たちの耳に届く前に雪に吸収されるので、鼓膜を震わせる振動が減るのです。
振動が雪に当たると、六角形の結晶内で反射を繰り返し、閉じ込められた振動は小さくなって消えていきます。
降ってくる雪だけでなく積もっている雪も音を吸収しますから、たくさん積もると とっても静かに感じます。
理由2・気温が低いと音が伝わるスピードが遅くなる。
空気中の音が伝わる速さは温度によって変化します。
温度が低い環境では、音はゆっくり伝わり、人の耳に届きにくくなります。
以上の2つの理由から、雪の日の静けさが作られるんですね。
あの静かな夜は嫌いじゃないですけど、静けさに気付いてドキッ!として、外の様子を確認するのはもういいです〜
今シーズンはこれ以上積もりませんように!