今月は修理が多くなりました。
『眠っていたピアノを使えるように』というご希望の方が多かったからだと思います。
ピアノの修理って、内容もよく分からないことばかりで、料金も高いのか安いのか分かりませんよね。
同じ『髪を切る』にも、たくさんのお店がそれぞれ様々なサービスを提供しているように、ピアノ調律師も様々です。
値段が高いのが良いか?といえば、必ずしもそうではなく、お客様それぞれの欲しいものと一致していることが最高の満足につながると思います。
そこで、今回はピアノメンテナンス・キタガワの修理ってどんなものか?をお伝えします。
① 丁寧で美しい!
自分でかなりのことを言っちゃってますが、ここは譲れないところなのです。
摩耗や経年劣化による部品の交換は20〜30年に1度ほどです。
今、私が修理した部分は、この先何十年も使っていただくのですから
古い部品を剥がすのは丁寧に完全に。
新しい部品を貼るのは丁寧に均一に。
仕上げに整えるのは丁寧に均一に。
「何となく、まぁいいか」はありえないのです。
これに関しては同業者にお褒めの言葉をいただくこともあります。
② 全部乗せで超お得!
ピザなどのトッピングを全部乗せた、てんこ盛りの状態を『全部乗せ』と呼ぶようですが、私の修理は修理箇所以外にもできる限りのことを勝手に盛り込んだ『全部乗せ修理』となっております。
ピアノの中身だけを外して、持ち帰って修理する時には、例えば、汚れを落としたり、お預かりした部分だけでできる細かな調整をしたり…
↑この作業を『オタクタイム』と呼んでいます。
私自身の趣味的なオタク心を満足させる、修理料金外の調整アレコレ。
「うふふ。良いじゃん♪」と思うまで、全部乗せてます。
大丈夫!やり過ぎることはありません。
私、完璧主義なので(笑)
お預かりした中身をお返しした時に「キターーー!!」と心の中でガッツポーズするのが幸せなのです。
とんだ変態話しになりましたが、そんな修理がお好きでしたら、ぜひぜひお任せください。
元 北陸初ヤマハ認定ピアノ工房 専従調律師。
修理の北川です!